歯の間にできた隙間は、三角形で黒く見えねことから「ブラックトライアングル」と言います。
審美的に悪く、ものも詰まりやすいため悩まれてしまう方が多く見られます。

ブラックトライアングルの実態
歯肉が無くなって見えますが、実際には内部の骨も失われているケースがほとんどです。
歯周病が進み、一か所だけではなく、あちらこちらにブラックトライアングルが出来てしまいます。
出来れば時間を逆戻ししたいと思われる方も多いでしょう。

治療できるのか
歯が長くなり、それを隠すには、「歯肉移植」という方法を用います。
しかし、歯の間の骨が失われている場合には、それを埋めるのは不可能です。
でも何とかならないのか。

トンネリングテクニックで下部から組織を持ち上げて、そこに歯肉移植をする方法があります。
さらに骨補填剤で骨も足す方法があります。
しかし、まだ確立した方法ではなく、しばらくすると元に戻ってしまうことがあります。
歯肉の再生再生療法剤を用いる試みもされています。

かぶせたり詰めたりする方法は審美的に満足する方法ではありません。

今のところブラックトライアングルを作らないように、歯周病予防が一番大切です。