2021年05月24日 月曜日
歯石が付いているとダメなのか
歯石が付いているとダメなのでしょうか
痛くもないし、歯茎も腫れていないし、特別困っていないのだが
歯石の種類
歯石には、歯肉縁上歯石(歯肉から上の見えているところに付く)と歯肉縁下歯石(歯肉の中に隠れて見えていない歯石)があります。
歯肉縁上歯石は歯と同じ白い色をしていて、比較的簡単に取れます。唾液腺(ツバが出てくるところ)開口部付近に多く付着します。
歯肉縁下歯石は、黒っぽい色をして固くて除去が困難です。為害作用が大きく、ポケット内部に付着しています。
歯石の悪さ
歯石は表面が凸凹しておりプラークが溜まりやすく、内部に歯周病原細菌から出毒素があり歯肉に炎症を起こします。
ポケット内部からの出血の原因となります。
血管を通して全身に拡散すると、動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー認知症などとの関連が心配されています。
歯肉縁下歯石は根面溝、根分岐部などにあると除去は極めて難しく、歯周病治療を困難にしています。
歯石はため込まず、こまめに除去しておくことが望まれます。