歯周病の検査で、歯周ポケットが深いと言われたことがありますか。

歯周ポケット検査
プローブというメモリの付いた棒状の器具でポケットを測ります。
4mm以上になると病的と言われています。
通常歯の周りを一周して計測します。
1点法は、そのうちで一番深い数値を表記します。
精密検査では、4点法、6点法などが用いられます。
測定後に出血が見られれば、ポケット内部の炎症が示唆されます。

ポケットの深さ
歯周ポケットの深さは、歯肉上縁からの距離を言いますが、浅くても歯肉が退縮して痩せてしまったような場合には注意を要します。
エナメル象牙境(歯根への移行部位)からポケット低までの距離の方が、歯を支える骨の残量を知るうえで正確かもしれません。
一本の歯でも、その中に深い部位が見られる場合、精査を要します。
歯槽骨の垂直性吸収、歯根破折、根分岐部病変などを精査して調べます。

深さの変化を見極める
歯周病治療が順調に進みポケットが浅くなるケース、急性炎症で歯肉が腫れてポケットが深くなるケース、歯周病の慢性炎症でポケットの深さにあまり変化が現れないケースなどがあります。
出来れば歯ブラシがよく届くようにポケットが浅くなるように治療を目指します。