2023年12月28日 木曜日
矯正治療後の歯茎の痩せ
矯正治療と歯茎の痩せとは関係があるのでしょうか。
歯茎の痩せる原因
1. 骨の添窩がうまくいかない
矯正治療による歯の移動は、歯の周りの押される側の骨の吸収、引っ張られる側の骨の低下に寄ります。
もし、ブラッシング不良でプラークが残っていると、骨の添窩がうまくいかないため、歯茎がやせることになります。
2. アゴから逸脱する歯の移動
大人の矯正治療の場合、アゴの成長は望めないので、出っ歯や反対咬合の場合、歯の移動だけによる治療には限界があります。
スペースが足りない場合には抜歯ケースになることもあります。
もしアゴのベースの外側、あるいは内側に歯を移動させたい場合、歯の周りの骨が少ない所への移動となります。
言い換えれば、アゴから逸脱する歯の移動により、歯の周りの骨が減少して、その結果、歯茎がやせてしまいます。
3. ブラッシングの仕方
歯茎を下げるような不良なブラッシング仕方も考えられます。
矯正治療の計画と管理が大事
矯正治療では装置がはまるため、ブラッシングが大変ですが、しっかりと磨き方をマスターすることが大切になります。
また、矯正治療の計画は、欲張らず、よくカウンセリングの上治療を始めましょう。