2021年12月13日 月曜日
知覚過敏の対処方法
知覚過敏とは、通常何ともない冷水刺激や風刺激、ブラッシングなどで、強い痛みを感じる症状です。
知覚過敏と鑑別が必要なもの
1. 虫歯
虫歯があっても歯の神経に触るような痛みがあり、特に刺激を加えると痛いという点で鑑別が必要です。
2. 歯周病の炎症
歯茎に炎症があり痛みを感じると、周囲の歯肉ではなく歯そのものが痛い感じがします。
3. 口内炎
口内炎は、1週間から10日程度激痛があり、口内炎が治ると痛みが消失します。
4. 口の中の傷
歯ブラシにより歯ぐきに傷がついた、硬い鋭利な食べ物で口の中に傷出来たなどです。
治療方法
知覚過敏は、根元などから象牙質を介して歯の神経に刺激が伝わります。
象牙質には「象牙細管」と言って、歯の神経に至る管があるので、その管を封鎖したり、遮断すれば刺激は神経に伝わりません。
・歯科医院で歯に薬剤を塗布する、コーティングをする
・知覚過敏用の歯磨剤
などがあります。
痛いからといって常に生暖かいもので歯に刺激がないと、かえって知覚過敏が強くなることもあるので注意が必要です。
適度な刺激により、神経を保護する第二象牙質というものが出来てきて、痛みが減少するともいわれています。