2012年01月04日 水曜日
プロービング時の出血 天白区コンドウ歯科
歯周病検査の一つです。プローブとは、歯周ポケットの深さを測定する道具で、先端に目盛りが付いており、深さが何ミリか測定できます。その測定時にある出血の事を、プロービング時の出血BOP bleeding of probingといいます。出血すれば、歯周ポケット内に炎症が存在する事を示します。
歯周病の病変は、一般的には歯肉縁部より根端側方向に進行します。つまり歯肉に存在する炎症は、浅いポケットの上部より、深いポケットの底部に向かって波及していきます。
1. 浅いポケットの場合、炎症は歯肉の表層部にあります。ポケットの辺縁部をプローブで触知すると出血します。
2. ポケットが深くなると、付着の喪失している部位の炎症は、歯肉の辺縁部ではなく、深いポケット底部のプロービングで触知して出血が確認できます。
このように、ポケット壁を静かにプロービングする事により、どの部位に炎症があるかが分かるのです。