歯周病で動揺した歯を固定する方法は、暫間固定と永久固定があります。
暫間固定の目的
1. 動揺して咬合性外傷を受けている歯を安静に保つ。
2. 咬み合わせる力を多数歯に分散することにより、負担を軽減する。
3. 歯の病的移動、挺出などを防ぐ。
4. 固定・安静を保つことにより、歯周基本治療や歯周外科などの治療効果を高める。
5. 食片圧入を防止する。
種類
1. ワイヤー結紮レジン固定法
0.25 ~0.30mmのステンレス線で歯を結紮して即時重合レジンで補強する固定方法です。
2. エナメルボンディングレジン固定法
接着性レジンで隣接歯を連結します。