2014年04月22日 火曜日
下顎の限界運動と習慣性開閉運動 天白区コンドウ歯科
日常無意識にアゴを動かしていますが、この動きには限界があります。
通常の習慣的な動きは、この限界の範囲内である程度一定の動きをしています。
もし、異常がある場合には習慣的な動きに乱れが生じます。
下顎の限界運動
下顎はある範囲内では自由に運動できます。
しかし、一定の範囲(限界運動)の外に出ることはないので、この限界上を通る運動を限界運動bouder movementと言います。
この運動の上限は上顎の歯によって規制され、他は顎関節や筋によって規定されます。
限界運動路は、咬頭嵌合位IP(中心咬合位CO)、後方接触位RP(中心位CR)、最前方位P、最大開口位Mなどがあります。
習慣性開閉運動
日常の習慣に従ってアゴを開閉する運動です。
正面から観察した場合、健常者では安静位から左右にほとんどズレルことはなく、スムーズに咬頭嵌合位に入り終了します。
歯周病などで、早期接触がある場合、これを避けようとして左右前後にズレた運動路を取ることがあります。