歯周形成外科Periodontal plastic surgeryとは、
解剖、成長、外傷、あるいはプラークなどによって 引き起こされた歯肉、歯槽粘膜、
骨の欠損に対して予防や改善を行うものです。
治療の目標は
Wennstrom (1996) によればその中でも最大の目標は、歯肉退縮によっておこった
露出歯根面の被覆です。
1㎜以上の歯肉退縮は30歳以上のアメリカ人の58%に認められるという報告があり、
また歯肉退縮や不十分な付着歯肉の存在は、知覚過敏や根面カリエスや審美障害を 引き起こすことから、
患者や術者にとって頻繁に遭遇する問題点です。
歯肉退縮の素因
付着歯肉不足、骨の状態、歯の位置異常、 小帯の高位付着 などです。
誘因
プラークによる炎症、不適切なブラッシング、 医原性「不適切な補綴物・充填物・矯正など」です。