スケーリングとルートプレーニングの両方に最も広く用いられています。
特に、歯肉縁下の歯石除去やプレーニングに適しています。
ユニバーサルタイプとグレーシータイプがあります。
ユニバーサルタイプ(両刃式)
両刃式で刃部の内面(face)がスケーラーの主軸に直角になっています。
キュレット型スケーラーの原型でありますが、
大臼歯の遠心面に85~95°の適切な角度で刃を接するのが難しいという欠点があります。
現在は、大まかなスケーリングに用いられています。
グレーシータイプ(片刃式)
1930年代にC.H.GraceyとHu-Friedy社が協力して、
非外科的に各根面の歯肉縁下スケーリング・ルートプレーニングを行いやすく考案しました。
片刃式で両頭7本セットから成り、部位によって使い分けることにより、
刃部を各根面に適切な角度(約85°)で接触して操作できます。
刃は内側面にのみあり、外側面にはないので使用部位を選択して使います。