2015年04月06日 月曜日
フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)の目的 名古屋コンドウ歯科
フラップ手術は、歯周病の基本治療で改善できない場合の方法です。
歯肉弁を剥離してポケット内の汚染根面(罹患根面)と歯槽骨を露出させ、
直視下で処置を行う手術です。
目的
1. 歯周ポケットを除去したり浅くする
2. 歯周ポケットを形成する歯肉を、ポケット内に露出した歯根に再び付着させる
3. 歯槽骨の再生とくに垂直性骨吸収部を骨再生させる
4. 骨の形態異常の修正(骨整形)と歯肉・粘膜の形態修整をする
5. 歯根膜・セメント質を再生(新付着の獲得)させる
実際の臨床では、上記の目的のいくつかを目標にして手術を行います。
フラップ手術には種々の術式があるので、その目的に応じて
されに適した方法で行います。
手術開始前に病態を良く調べ、切開の入れ方、
歯肉べの取り扱いについて検討します。