矯正治療、特に「マルチブラケット」と言われる、
ブラケットにワイヤーを通すタイプの歯列矯正は、
歯磨きがしにくく、歯周病への対策が必要です。
歯磨きへの配慮
1. ブラケット周辺、結紮線やエラスティック周辺には食片が詰まりやすく、
丁寧に磨く必要があります。
2. ブラケット下部の歯肉側はプラークがたまり易いので時間をかけて磨きます。
3. 歯磨剤をつけ過ぎると汚れている部位の特定ができなく、
爽快感だけが残るため磨き残しに気が付かない場合もあります。
4. インプラントアンカーを使用の際には、ワンタフトブラシを使うとよいでしょう。
5. 夜寝る前には特にきれいにするように気を配りましょう。
寝ている間にプラークがたまっていると歯周病が悪化するためです。
こんな症状があったら注意
1. 歯肉から出血する。
2. 歯肉が赤い。
3. 口臭がする。
4. 奥歯に巻かれているバンドの金属色が、くっきり見えず白っぽくなりプラークが付く。
5. 歯肉が腫れる。
6. 歯が動揺する感じがする。