歯周再生治療法は、適応症があります。
どような重症な場合にでも成功するとは限りません。
1. 垂直性の骨吸収で骨欠損が深い場合。
周囲の骨は残っているが、深部に及ぶ骨欠損がある場合に適応です。
骨壁が失われている際には、再生療法の薬剤プラス骨補填剤という選択をします。
2. 水平性骨欠損の場合には適応外です。
骨欠損が全体に根尖方向に進行している場合、それを持ち上げるのは困難です。
3. 根分岐部の骨欠損では、向こう側まで貫通していなければ可能です。
GTR膜を使った治療が行われています。
ただし、薬剤による治療はどれだけ有効かはわかりません。
4. その他の要件
プラークコントロールの徹底、咬み合わせの安定が大切です。
年齢は若いほど有利と言われています。