2020年06月22日 月曜日
注意が必要! ポケット内出血
歯周ポケット検査でプローブというメモリのついた器具で深さを測定した後、
ポケット内から出血が認められたら要注意です。
内部に歯周炎の炎症があると示唆されるためです。
ポケット内からの出血
深さの測定後にポケットから出血することをBOPと呼びます。
歯肉の外側に炎症があればブラッシング時にも出血があるので分かりやすいのですが、
ポケット内部に隠れた炎症がある場合には気が付かないことが多いです。
歯周炎の進行が分かりずらいのも、症状として自覚がしにくいためです。
治療方法
プラークコントロールと歯周病の基本治療から行います。
原因除去しても歯周組織の喪失が進んでいる場合にはなかなか状態が改善しません。
プラークがたまりやすい環境の改善、歯周炎を悪化するような噛み合わせの不具合の治療、
免疫力を落とすような生活習慣の改善、持病の治療なども必要になります。