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    2014年08月18日 月曜日

    歯周病の方のプロビジョナルレストレーション

    プロビジョナルレストレーションとは、かぶせるために歯を削ってから最終的に出来上がるクラウンなどの修復物が入るまでの間に装着する「治療用の仮歯」のことです。
    ただの仮歯ではなく、最終の歯がが入るまで「歯肉の状態を整える」「歯の形態を確認する」「咬み合せをチェックする」「色調の適合を見る」「発音状態を見る」などお口の中で適合するかを見る、又は適合させるように作り変えていく仮歯です。
    細かな調整の後に,すべてを確認し最終修復物へ反映させることが大事です。
    歯周病の方の場合、修復物のマージンは歯肉縁上に持って来れば予後はよくなります。
    しかし、前歯の場合、審美的に良く見せたいので歯肉縁、或いは歯肉縁下にマージンを設定します。
    その場合、プロビジョナルレストレーションで歯肉に問題が起こらないかを確認しながら最終修復物へと進めていきます。
    豊隆、隣接面コンタクト、咬合など食物の流れに影響されるので念入りに適合させます。
    追加したり、削ったりを繰り返して合わせていきます。

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    2014年08月11日 月曜日

    歯周病の歯の咬む面の形(咬合面形態)

    咬合面形態は、その歯が受ける咬合力に大きく影響し、咬合性外傷を防ぐ上で重要な因子です。
    歯周病により支持力の低下した歯を、咬耗のない若い年齢の解剖学的形態に修復するわけではありません。
    咬合性外傷を防ぐためには次のような配慮が必要です。
    1. 早期接触がないように調整をする。
    2. 咬合力ができるだけ歯軸(垂直)方向にかかるように調整をします。
    側方圧を小さくすることが大切です。
    例えば、上顎前歯も舌側面に咬合平面を作りできるだけ歯軸方向の力が加わるように工夫します。
    3. 咬合面の頬舌幅径を小さくし、咬合面積を小さくします。
    4. 咬頭頂と咬合斜面をなだらかにします。
    支持力が著しく弱い場合には側方運動と前方運動時の接触を避け、咬頭嵌合位のみ接触させます。
    5. 対合歯との接触は面接触は避け、出来るだけ点状に当てます。

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    2014年08月05日 火曜日

    動揺歯の固定 名古屋 コンドウ歯科

    歯周病や外傷で動揺した歯は、固定をして安静を保つと良いでしょう。動揺歯は、噛む力によりその歯だけ強く当たる早期接触による外傷性咬合を取り除くことも大切です。程度が比較的軽い場合の固定法を紹介します。
    接着性レジン固定法(エナメルボンディングレジン固定法)
    接着性レジンというプラスチックで隣在歯と連結する暫間固定の方法です。
    特に歯周病で動揺している下顎前歯に多く用いられます。
    しかし、咬合力が強いと破損してしまうので定期的なチェックが必要です。
    メリット
    1. 操作が簡単で審美性が良い。
    2. 接着力が改善されてきたので比較的長く持つ。
    3. 破損部の修理が簡単である。
    デメリット
    1. 咬合力が強いと破損しやすく、接着部付近が虫歯になる危険性もある。
    2. 長期間経つと接着部のプラスチックが変色してくる。

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    2014年07月28日 月曜日

    歯周病の咬み合わせ調整

    歯周病になると歯の周りの組織が失われ支えの骨も溶けてきます。
    すると歯が少しずつ動いてきます。
    歯列全体からすると前歯の方(近心方向)へ倒れてきます。
    また、炎症が強く出てくるとその歯だけ緩んで、先に咬み合せ当たる(早期接触)ようになります。
    そのような場合には、咬み合せを調整したり、歯列境矯正をしたりします。
    咬み合せの調整方法
    1. 咬頭嵌合位(カチカチと噛んだときの当たり)の早期接触と咬合力の方向を診査して咬合調整をします。
    2. 次に、側方と前方運動時の早期接触(咬頭干渉)を検査して削合調整をします。
    3. 後方接触位は、顎関節症やブラキシズムが強い場合にのみ検査して調整します。
    咬合調整時の注意事項
    1. 咬合高径は低下させない。咬合高径を維持する部位の咬合調整はしない。
    2. 側方圧をできるだけ減少するように調整をする。
    3. 削合により機能咬合面が広くなるのを避け、小さくなるように調整をする。

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    2014年07月22日 火曜日

    インプラント周囲炎について 名古屋 コンドウ歯科

    インプラント周囲炎は、インプラントの周りにできる歯周病に似た炎症の事です。
    しかし、発生機序や治療法に関してまだ不明な点が多いのです。
    症状の進み方
    インプラント周囲炎は、初期は歯肉に限定したインプラント歯肉炎です。
    この時点で、治療をしっかりして清掃していれば、治ってきます。
    しかし、周囲の骨を溶かし始めたら歯周病よりも進行が速く、注意が必要です。
    インプラント周囲の歯周組織の破壊が進み、やがてグラグラになり抜け落ちることもあります。
    原因
    インプラントの形状、表面性状、外科手技、荷重のかけ方、咬合などが関与します。
    清掃不良によるプラークの付着は、進行を早めます。
    生活習慣、特に喫煙が大きく関与すると言われています。
    治療法
    原因とステージにより治療方法が変わります。
    初期はスケーリングとブラッシングをしっかりします。
    骨吸収が認められ、フィクスチャー部が露出してきたら外科的な処置が必要になります。
    フラップオペと同様に歯肉の中の汚染部を徹底的に除去していきます。
    さらに進んでいるようならインプラントを撤去します。
    予防方法
    ブラッシングの徹底と定期健診を受ける。
    禁煙をする。
    体の免疫力を落とすような病気や生活習慣に気を付ける。

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