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    2013年12月02日 月曜日

    プラークコントロールは歯周病予防、治療に大事

    口腔の清掃は、歯周病の最大の原因であるプラークを取り除くということです。
    従いまして、適切な口腔清掃法を身に着けることは、歯周病治療において最も大切です。

    口腔清掃指導の目的
    1. 口腔の健康を獲得し、維持していくことの重要性を理解して頂く。(モチベーション)
    2. 口腔清掃の仕方、適切な磨き方のテクニックを身に着ける。(技術指導)
    3. 日常生活で、ブラッシングを確実に実行してそれを続ける。
    プラークコントロールとは
    プラーク(歯垢)の完全除去は困難ですが、歯周病が生じない程度にプラーク付着をできるだけ抑えていくことが大切です。
    このようなコントロールを、プラークコントロールと言います。 
    モチベーションの大切さ
    他人でなく、自分にとって大事なのが口腔清掃です。
    美して歯、健康な歯を得るのに大切なのがブラッシングです。
    口臭減少、食べ物が良く噛めるなどの利点もあるといった動機づけを持つことが、第一歩です。

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    2013年11月25日 月曜日

    スケーリングの歴史

    スケーリング、プレーニングという言葉
    「スケーリングscaling」という言葉は、本来「うろこを落とす」あるいは「皮や殻をはぐ」という意味です。
    「プレーニングplaning」は、「平らに滑らかにする」「カンナで削る」という意味です。
    歴史
    スケーリングは古くから行われている処置で、すでに約1000年も前にAlbucasisが器具を工夫して、歯石を取ることの重要性を強調しています。
    その後、多くの人々が、スケーリングは歯肉の健康を保つ上で重要であり、歯周病の治療上きわめて意義が大きいことを報告しています。

    「デブライドメントdebridement」は、本来挫滅した壊死組織の除去という意味を持っていますが、歯周病の分野では、
    ポケット内の汚染物質(プラーク、壊死組織、歯石など)の除去という意味で使われています。
    これは、歯石の除去ばかりではなく、プラークや他の汚染物質の除去を強調した言葉です。

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    2013年11月18日 月曜日

    歯周病におけるレントゲン診査

    レントゲン診査は、目で見ることのできない内部の様子を知ることが出来ます。
    歯周組織の破壊の程度や原因を調べる上で欠かすことが出来ません。
    検査項目
    1. 歯槽骨の吸収の程度、吸収の型(水平性か垂直性か、垂直性なら1壁性か2壁性か3壁性か)
    2. 歯根膜の拡大の有無
    3. 歯槽硬線の有無(明瞭かどうか)
    4. 歯根の長さ、太さ(歯槽骨内に支持されている歯根の長さと歯冠の長さ)
    5. 根管治療の状態、根尖病巣の有無
    6. 骨梁の発達状態
    7. 根分岐部の吸収の有無、程度
    8. 歯石の沈着(隣接面のみ)
    さらにCTスキャンで撮影すれば、診断がさらに明瞭になり、3次元的な診断ができます。

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    2013年11月11日 月曜日

    象牙質知覚過敏に用いる薬剤

    象牙質知覚過敏になると、「ブラシを当てるとキヤッとする。」「冷たいものがしみる。」「風に当たると痛む。」などの症状が出ます。
    歯周病で歯根が見えるようになったり、歯の付け根に楔状の欠損がみられる場合によく出る症状です。
    このような日常生活における過敏症錠は、何とか回避したいものです。
    象牙質知覚過敏には、抜髄(歯の神経を取る)や充填(つめる)などの治療、薬剤塗布などの処置が行われます。
    象牙質知覚過敏治療用の薬剤
    1. 象牙質を被覆
    接着性レジン、ボンディング材、グラスアイオノマーセメントなど、外来刺激が象牙細管に伝わるのを防ぐ。
    2. 歯の表面に塗布
    NaF、SnF2など石灰化を促進して、細管を閉鎖するもの。
    3. 変性凝固
    パラホルム、FC、硝酸銀など塗布したりイオン導入して細胞を凝固変性して刺激をシャットアウトする。
    4. 上記の組み合わせの作用を持つもの
    フッ化ジアミン銀(サホライド)、HY剤セメントなど

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    2013年11月04日 月曜日

    早期接触の診査

    早期接触とは、歯が噛み合わさる時、通常の噛み合わせて当たる状態よりも先に(早期に)どこかの歯が当たってしまう事を言います。
    歯周病の歯では動揺があり、咬合紙で印記しても、早期接触を見つけることが困難です。
    そこで、視診、咬合触診と合わせて、早期接触歯を調べます。
    咬合接触法
    1. 上の歯の頬側面に人差し指(第二指)の先を軽く当てがって咬合させ、その時の歯の振動状態を感じ取ります。
    2. 早期接触歯は、咬合時に他の歯よりも強く動揺(振動)するので、早期接触を見つけることが出来ます。
    3. 指は左右の両隣接歯にも当てがって比較して調べます。
    4. もし、上顎の咬合歯の動揺が小さい時には、下顎の歯に指を当てがって調べます。

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