歯間乳頭interdental papillaとは、歯と歯の間の三角形にとがった歯肉の事を言います。その三角形の底部は、両隣在歯の歯頚部のほぼ最深部に当たる歯肉縁を結んだ線に一致しています。
歯間乳頭部は、歯周病で最初に炎症にかかりやすい部位です。赤くなったり、腫れてきたりするのでこの部を注視していれば、一つの診断の目安になります。また、周囲の骨が歯周病で溶けてきた場合、三角形が崩れて痩せて、物がつまるようになります。間違った歯間ブラシの使用(挿入方向不良、大きなサイズの歯間ブラシの使用)をすると、歯間乳頭を失います。
歯間乳頭を大切に、健康な状態を保つように歯磨きを丁寧にしましょう。