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2011年10月27日 木曜日
歯の動揺度
歯は、正常な場合でも、わずかに動揺(生理的動揺)します。歯の動揺度は、支持する歯周組織の量と質によって変化します。
1. 歯周炎によって、付着歯肉の喪失や歯槽骨の吸収があると、歯を支える歯根膜の量も減り動揺度が増します。
2. 咬合性外傷や炎症によって歯根膜や歯肉の線維が乱れた場合も、支持している歯周組織が質的に低下するので動揺度が増します。歯の動揺度の判定は、歯の保存の判定の際に重要で、X線所見、ポケットの深さなどの検査結果とあわせて調べます。ピンセットなどで動揺度を調べた時、横揺れが増すと周囲の歯槽骨の量が減少している、または歯根膜に変化があることが推測されます。上下に動揺するようになると、歯の根の先まで骨が溶けてないことが推測されます。上下動をするとその歯は、保存が難しいことが予想されます。
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