歯周炎には、活動期で進行していく時期である急性悪化期と、病状が休止している静止期があります。
急性悪化期の症状が軽いと気が付かないことも多いのです。これを繰り返して歯周炎は進行していくのです。
■ 急性悪化期
急性悪化期には、痛みや腫れが強くなり、歯が動揺してきて噛みづらい状態になります。ポケットからの排膿や滲出物が著明で、炎症の急性化、骨吸収、アタッチメントロスが生じます。歯周病菌は、上皮や結合織、潰瘍形成部に侵入してきます。
■ 静止期
静止期には、炎症が修復されてきて症状が消退してきます。、肉芽組織の形成、線維症、瘢痕などがみられます。
これらの変化は、部位によって大きく異なることがります。部位特異的な進行と呼ばれています。