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2019年08月26日 月曜日
歯茎が痩せて起こる弊害
歯周表で歯茎が痩せているが、痛くもなんともないのであまり気にならないと放置している方はいませんか。
実は、歯根が見えてくると起こってくる弊害もあるのです。
弊害
1. 知覚過敏
歯根を覆っているセメント質は薄く削れやすいため、2番目の象牙質という層が露出してきます。
直接象牙細管という管を通して神経と交通するため、ブラシが当たると痛い、冷たい物がしみるなどの
知覚過敏と思われる症状が出やすくなります。
2. 虫歯
歯冠部を覆うエナメル質と比べ、歯根部は軟弱なため、虫歯のリスクが高まります。
しかも歯根を一周するようになランパウンドカリエスに陥り易くなります。
3. 食片圧入
歯は根元に向かうほど細くなるため、歯茎が痩せてくると歯間部に食片が詰まり、辺縁にも食べかすが残り易くなります。
虫歯だけではなく、歯周病が悪化するリスクも増えてきます。
4. 歯の動揺
歯茎が痩せるということは、歯を取り巻く歯周組織の量が減少してきたということです。
すなわち、歯を支える歯槽骨の量も減少するため、進行すると歯が動揺してきます。
硬いものが噛みずらい、という症状になります。
5. 咬み合わせの乱れ
歯槽骨の量が少なくなると、上下の歯の咬み合わせは不安定となり、
病的移動ということが起こってきます。
奥歯の咬み合わせは前に倒れ込み咬み合わせの高さが低くなり、前歯は前方に飛び出し出っ歯のような状態になります。
定期的な健診と、治療を受けましょう。
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