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2020年07月06日 月曜日
親知らずの前の歯は歯周病に注意すべし
親知らずはトラブルが多く抜歯をすることも多々あります。
しかし、その前の歯 (第二大臼歯) のことも注視する必要があります。
親知らずの前の歯の特異性
1. 親知らずが無くなれば一番奥の歯になる。
前からは見づらく、ハブラシが届きにくいこともあるので、虫歯や歯周病のリスクが高い。
2. アゴの関節(顎関節)に近いため、咬み合わせに影響が高い。
歯に摩耗などの負担がかかりやすく、咬合に対してもわずかなことで負荷がかかりやすい。
3. 親知らずは萌出スペースがないことが多く、横に倒れていることもある。
その分、前の歯の周囲の骨が失われているケースが多い。
4. 歯の周りの付着歯肉の量が少ない。
骨に裏打ちされた硬い歯肉の層が少ないため、歯周病の炎症が奥に波及しやすい。
5. 複数根のことが多い。
歯周病が進むと根分岐部病変を作りやすく、難治性となる。
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