残根、すなわち歯の根っこが残っている上に入れ歯を作ります。

この方法には良し悪しがあるのでよく理解した上で治療を受けましょう。

残根を残したまま義歯を作るメリット

1. 歯の周りの骨を温蔵することが出来、入れ歯の安定につながります。

2. 全身疾病あるいは投薬のために抜歯できない場合でも可能な方法です。

3. 残根に維持装置を付け、入れ歯が外れにくくすることも可能です。

デメリット

1. 残根歯周囲にプラークが溜まりやすく、義歯に覆われているため不潔になるため、歯周病が悪化しやすい。

2. 残根歯周囲の骨が無くなると入れ歯とアゴの間に異物がある状態と同じになり、義歯で噛むのに支障が生じる。

3. 存根部を支点として義歯が破折することがある。