噛みしめにより、どのような影響があるのかをお話しします。

どのような時に噛みしめが見られるか
強い噛みしめは、緊張したり、重いものを持ったりするときに現れます。
しかし、何もしなくても、気が付くと上下の歯を噛み合わせている場合があります。
「歯列接触癖TCH tooth contacting habit」と言われるものです。
根を詰めて行う精密作業の際などによく見られます。

影響
強い噛みしめは、歯の摩耗、アゴの筋肉の疲労、修復物の脱落、歯が割れるなどが見られます。
歯列接触癖では持続的に力がかかるので、咬み合わせが深くなる、義歯の下の粘膜の痛み、舌や頬粘膜の誤咬、知覚過敏の悪化などが起こります。
さらに歯周病の悪化が起こります。歯周病のたとえ軽度でわずかな炎症でも、力がかかることにより、重度な歯槽骨の吸収が起きます。