2013年08月12日 月曜日
歯周病は若くてもかかる
歯周病は40代後半から50代を過ぎた辺りで症状が出る方が多いので、年をとると歯周病になる物だと誤解されています。
しかし、10代、20代の若年層で歯周病かかる人も珍しくありません。
小学生に多いケース
生えてきた永久歯にプラークがたまり、周りの歯肉にブラシを当てると出血してくる。
上の前歯は、乳歯と比較して大きいので、小さいブラシのまま磨いているとうまく磨けていない。
乳歯の奥に生えた六歳臼歯にブラシが届いていない。など
プラークが残ったままだと、虫歯だけでなく、歯周病の初期段階の歯肉炎になってしまいます。
この時しっかり磨けば、問題を起こしません。
しかし放置すれば、気が付かないうちに歯周炎に移行してしまいます。
歯周炎は歯肉だけでなく、歯根の方に向かって病気が進行していく状態で、歯磨きだけでは治りませんので、歯科医院で専門的な治療が必要になります。
侵襲性歯周炎
若年性歯周炎とも呼ばれ、特徴は、
1. 通常の歯周病よりも急速に進行します。
2. 症状は、前歯と第一大臼歯に強く出ることが多いです。(限局型)
3. 家族的に発症がみられる場合があります。
4. Aggregatibacter actinomycetemcomitansの存在比率が高い
専門的な治療(スケーリング・ルートプレーニング、歯周外科治療)、薬剤による治療が必要です。