2016年06月07日 火曜日
歯周病の細菌学、免疫学について
歯周病の特徴
歯周病は、その主因が細菌であると同時に、
細菌などに対する生体側の防御作用によって成り立っています。
そのため、細菌学、免疫学、生化学検査を行うことによって
歯周病の病態を明らかにできると考えられています。
歯周病り進行はアタッチメントロスが起こらない静止期と
アタッチメントロスが急速に起きる活動期が交互に繰り返しながら
進行していくと考えられています。
このため、活動期と静止期がどのようにして移行するのかを突き止めようと
様々な臨床検査が行われています。
細菌学検査
ポケット内の細菌は、探針、ペーパーポイントなどを使って採取したものを塗抹します。
無染色、グラム染色、好酸染色などが行われます。
歯肉炎では、グラム陽性菌が多く検出されのす。
歯周炎担ってポケットが深くなるにつれ、グラム陰性菌が多くなってきます。
免疫学検査
好中球、マクロファージの食作用、遊走能などに関連した検査です。