歯根膜とは、歯の根元にある組織で、歯の周りの歯槽骨との間に存在します。

可能性の存在

歯と骨は歯根膜線維でつながっており、噛んだ力を緩衝したり、強く噛みすぎないように調整したりする

感覚受容器にもなっています。

歯周病などで炎症を起こした場合、血管を介して免疫細胞の応援ができるのは、骨以外に歯根膜もその役割をします。

また破壊された組織を修復する間葉系細胞も歯根膜には存在しています。

もし、事故で歯が脱臼(歯槽から逸脱してぐらついたり、ひどければ脱落すること)しても、歯根膜が健全なら回復してきます。

歯根膜の持つ可能性は多方面にわたっています。

歯根膜を大切にする

プラークコントロールをしっかりして、根面までプラークを付着させないことが大事です。

歯周病になったとしても、しっかり治療してポケットを浅くすれば、根面まで汚染させる機会を減らせます。