2021年02月15日 月曜日
上の歯を抜いたままにしていたら、下の歯が伸びてきた。
上の歯を抜歯して3年くらい経ったら、下の歯が伸びてきた。
前歯で噛もうと思っても、伸びていた奥歯がつかえて、噛むことが出来ない。
どうして下の歯が伸びてきたのでしょうか?
歯は上下の歯が咬みあわさって機能を果たしますが、片方歯がなくなると、相手がいなくなります。
すると咬み合うまで歯が移動し始めます。
最後はアゴに当たってしまいます。
その現症は一番奥の歯によく起こってきます。
さらに奥の歯がないため、隙間を伴って後方へ移動して伸びてくるのです。
また、奥歯がないということは、咬み合わせが低くなるということで前歯にも影響が出てきます。
歯周病が加わるとさらにその動きが助長され、前歯は出っ歯になってきます。
どうすればよいのでしょうか?
歯を抜歯したら放置しないで、修復しておきます。
すでに伸びてきた歯は、低くして噛み合わせを治します。
しかし、時期を失って、骨吸収を伴う動揺を起こしてくると抜歯を余儀なくされます。