歯周組織再生療法という言葉を聞いたことがありますか

歯周組織再生療法とは
歯周病で溶けてしまった歯の周りの歯槽骨や歯根膜などの歯周組織を再生させる治療を「歯周組織再生療法」と言います。
重度の歯周病の治療への道が開かれることになります。
たたし、適応症があり、根元の先まで骨を失ったようなケースは適応外となります。
また、歯の周りの骨が全体に失われたような場合(水平性骨欠損)に元の位置に回復させるようなことまでは、現在できないとされています。
再生療法で使われるお薬は、「エムドゲイン」、「リグロス歯科用キット」などがあり、骨移移植剤が併用されることもあります。

適応症は
歯周組織の再生を期待する場合、垂直性骨欠損で骨壁数が多く、かつ狭い骨欠損ほど再生がより多く認められます。(残存している隣接面の骨頂以上の回復は望めません。)
エムドゲインの場合、垂直性骨欠損の時に有効で、6mm以上の歯周ポケット、 X線写真上で深さ4mm以上、幅2mm以上の垂直性骨欠損に適応します。
リグロスの場合、歯周ポケットの深さが4mm以上、骨欠損の深さが3mm以上の垂直性骨欠損がある場合に適応します。
また、プラークコントロールがしっかりできていることが大切です。