歯周病の模型検査では、何を中心に診査するのかをお話しします。

模型検査のポイント
歯周病が進むと、歯根の露出隣接面の隙間、歯並びの乱れ(歯の病的移動)などが出てきます。
早期接触と言って咬み合わさる時に、最初に強く当たってしまう箇所が出現することもあります
また、歯磨きがしにくくなる要素、歯並び歯茎ラインの高低差歯根露出部の拡大なども見ていきます。
歯の摩耗歯冠形態の変化があると咬合時に強い力がかかるので咬合調整が必要なことも出てきます。

模型検査の意義
口腔内を見ているだけでは、以上のようなことは、なかなか発見できないことが多くあります。
模型を採得することにより、後からじっくり診査することが出来るのです。
咬合に関しても、早期接触や咬頭干渉などを発見しやすくなります。
歯周病が進んでくると歯周だけではなく、歯の形態や咬合、さらに顎関節などのチェックも行う必要が出てくるのです。