2021年08月16日 月曜日
歯周病で少なくなった歯を抜きたくない
歯周病で歯を悪くして次々抜いてきたが、もう歯を失いたくない。
残っている歯はグラついてきたが抜きたくない。
と考えている方が、多く見えます。
歯を残す対策
歯周病の治療と、欠損部分の咬み合わせを修復する治療が必要になります。
歯周病は、基本治療という原因除去療法(プラークコントロールと咬合の問題を解決する)をします。
そのうえで、歯周ポケットなどが深く改善が見られない部分の外科的歯周病治療(歯周再生療法を含む)も考慮します。
グラついている残存歯は、歯周病が進み歯の周囲の骨の量が減少している可能性があります。
保存可能なら、固定処置(暫間固定、連結冠など)を考えます。
さらに欠損部の補綴処置を行い、義歯やブリッジなどで咬み合わせを確立することです。
残存歯には部分的な負担過重がかからないようにします。
自分でできること
歯磨きを丁寧に続けること。できれば歯科衛生士などの指導を受け、磨き方をマスターする。
信頼して通うことのできる歯科医院でしっかりした治療を受ける。
歯周病は全身疾病の影響もうけるので、免疫力が落ちたり、骨密度が低下するような疾病は要注意です。
持病の治療をしっかり受けてください。