歯磨きさえしっかりしていれば、歯周病が良くなると思っている方が多くいます。
実は、歯肉や治療後の状態により効果の現れ方に違いがあります。

歯磨きの効果の現れ方
確かに、歯肉炎などの歯肉に限局した初期の歯周病やポケットが改善された歯周病などは
歯磨きの効果が高く表れると言えます。
しかし、歯周ポケットが4mm以上に及ぶ深さがあると、歯ブラシが到達しません。
丁寧に磨いたようでも、ポケット下部に到達しなければプラークの付着するバイオフィルムが残存してしまいます。
放置された歯周病、治療してある程度ポケットが改善されても、なお4mm以上のポケットが残っているような場合には、
歯ブラシで取り残しが出来てしまい、歯周病が進行していく可能性があります。

対策
毎日の歯みがきは歯周病予防の観点からも大事です。
さらに、歯科医院での定期健診や歯石・プラークの除去処置は、歯周病予防、歯周病を進行させないという点で
これも大事なことです。