マイクロスコープによる

perio Blog

  • staffblog

    2013年11月18日 月曜日

    歯周病におけるレントゲン診査

    レントゲン診査は、目で見ることのできない内部の様子を知ることが出来ます。
    歯周組織の破壊の程度や原因を調べる上で欠かすことが出来ません。
    検査項目
    1. 歯槽骨の吸収の程度、吸収の型(水平性か垂直性か、垂直性なら1壁性か2壁性か3壁性か)
    2. 歯根膜の拡大の有無
    3. 歯槽硬線の有無(明瞭かどうか)
    4. 歯根の長さ、太さ(歯槽骨内に支持されている歯根の長さと歯冠の長さ)
    5. 根管治療の状態、根尖病巣の有無
    6. 骨梁の発達状態
    7. 根分岐部の吸収の有無、程度
    8. 歯石の沈着(隣接面のみ)
    さらにCTスキャンで撮影すれば、診断がさらに明瞭になり、3次元的な診断ができます。

  • staffblog

    2013年11月11日 月曜日

    象牙質知覚過敏に用いる薬剤

    象牙質知覚過敏になると、「ブラシを当てるとキヤッとする。」「冷たいものがしみる。」「風に当たると痛む。」などの症状が出ます。
    歯周病で歯根が見えるようになったり、歯の付け根に楔状の欠損がみられる場合によく出る症状です。
    このような日常生活における過敏症錠は、何とか回避したいものです。
    象牙質知覚過敏には、抜髄(歯の神経を取る)や充填(つめる)などの治療、薬剤塗布などの処置が行われます。
    象牙質知覚過敏治療用の薬剤
    1. 象牙質を被覆
    接着性レジン、ボンディング材、グラスアイオノマーセメントなど、外来刺激が象牙細管に伝わるのを防ぐ。
    2. 歯の表面に塗布
    NaF、SnF2など石灰化を促進して、細管を閉鎖するもの。
    3. 変性凝固
    パラホルム、FC、硝酸銀など塗布したりイオン導入して細胞を凝固変性して刺激をシャットアウトする。
    4. 上記の組み合わせの作用を持つもの
    フッ化ジアミン銀(サホライド)、HY剤セメントなど

  • staffblog

    2013年11月04日 月曜日

    早期接触の診査

    早期接触とは、歯が噛み合わさる時、通常の噛み合わせて当たる状態よりも先に(早期に)どこかの歯が当たってしまう事を言います。
    歯周病の歯では動揺があり、咬合紙で印記しても、早期接触を見つけることが困難です。
    そこで、視診、咬合触診と合わせて、早期接触歯を調べます。
    咬合接触法
    1. 上の歯の頬側面に人差し指(第二指)の先を軽く当てがって咬合させ、その時の歯の振動状態を感じ取ります。
    2. 早期接触歯は、咬合時に他の歯よりも強く動揺(振動)するので、早期接触を見つけることが出来ます。
    3. 指は左右の両隣接歯にも当てがって比較して調べます。
    4. もし、上顎の咬合歯の動揺が小さい時には、下顎の歯に指を当てがって調べます。

  • staffblog

    2013年10月28日 月曜日

    食片圧入の検査

    食片の圧入は、歯間部の歯周組織を高度に破壊する原因の一つです。
    自覚症状と他覚症状の検査
    食片がはさまりやすい部位や程度を問診し、実際に歯間部に圧入されている食物の有無を調べます。
    特にエックス線写真で隣接面に垂直性吸収のある部位は注意深く調べます。
    食片圧入の原因の検査
    食片圧入を起こす原因として、
    1. 歯間離開度(接触点の強さ)の不良
    2. 辺縁隆線の消失や高さの不揃い
    3. プラガーカスプ(対合歯の咬頭が楔状に接触部に噛みこんでいる)
    4. 早期接触
    5. 歯の動揺
    などがあります。中でも歯間離開度の検査は大事です。
    歯間離開度の検査
    歯間離開度は正常な場合、臼歯の平均値 下顎70μm  上顎90 です。(50~110μmに分布)
    食片圧入は、110μmを超えると危険性が生じ、150μm以上では公立に発生します。
    コンタクトゲージやデンタルフロスを接触歯間部に通して調べます。

  • staffblog

    2013年10月21日 月曜日

    プラーク検査の染色剤

    歯周病の検査でプラークの付着度や付着部位を調べるには、プラーク(歯垢)を赤く染色する染め出し液を使います。
    スコアとして数値で表したり、どこの部位が磨きたりないかを調べます。
    プラーク染色剤
    1. エリスロシン
    食用添加物として厚労省から認められている食用赤色3号で、3%の溶液が市販されています。
    2. 中性紅
    2%前後の水溶液として使用します。
    3. プラークライトシステム
    蛍光色素を用い、2色性フィルターの付いた光源を照射し、プラークを顕示させます。肉眼では目立たないので、口唇や粘膜が赤く染まることはありません。ただし、なるべく飲み込まないように注意しましょう。
    プラークが残りやすい部位
    1. 歯の付け根
    2. 歯と歯の間
    3. 咬みあわせの溝の面
    4. 噛み合せの相手のない歯
    5. 歯の裏側
    6. 奥歯の後ろ側

カテゴリ一覧

カレンダー

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

月別アーカイブ

アクセス


大きな地図で見る
■住所
〒468-0023
名古屋市天白区御前場町2番地
■アクセス
地下鉄鶴舞線「原駅」、地下鉄桜通線「相生山駅」「徳重駅」「新瑞橋駅」、地下鉄名城線「八事駅」「新瑞橋駅」より
市バス「大根荘」下車すぐ
■駐車場
完備

お問い合わせ

0528018148

■診療時間
【午前】9:30~12:30
【午後】2:00~6:30
受付は終了の30分前になります。
※祝日を含む週では、木曜日に診療することがあります。
※水曜日は、予約のみで夜間診療(午後7:00~9:00)する場合があります。
■休診日
木・日・祝

お問い合わせはお気軽に

名古屋市で歯周病治療なら天白区のコンドウ歯科へお気軽にお問い合わせください。あなたのお口の健康を守ります。

0528018148

  • RSS配信
  • RSSヘルプ
Pagetop