歯周病そのものが遺伝するということはありません。しかしながら、歯周病になりやすい要因は遺伝する可能性 があります。
1. 歯周病菌(細菌)の感染に対する抵抗力が遺伝する。
2. 歯の構造や形態、歯並びが遺伝して歯垢(プラーク)が付着しやすくなる。
などが考えられます。そのため、生まれてきた子供も歯周病に罹るリスクが高くなる可能性があります。

また、近年の研究で、歯周病になりやすい人となりにくい人がいて、その原因がある種の遺伝子の違いによることが分かってきています。

歯周病菌(細菌)に感染しなければ歯周病が発症することはありません。毎日のブラッシングにより、確実に歯垢(プラーク)を取り、歯科医院の定期的な健診で歯周病を予防する事が大切です。
また、重い歯周病に罹っている方がいる家系では、特に歯周病の早期発見・早期治療が大切です。