歯石はどのようにして出来るのでしょう。
1. 食べ物が歯に付着するとそれを栄養源にして細菌が増殖して、プラーク(歯垢)とよばれる細菌の塊が出来ます。
2. このプラーク(歯垢)は、唾液のカルシウムを吸着して石灰化され、歯石になります。
 プラークは、約2日間で歯石になります。歯垢のうちは歯磨きでとることができますが、歯石になると固くて歯磨きではとれません。しかも、歯石には凹凸があり、表面がざらざらした状態なのでプラークか(歯垢)がつきやすくなります。歯石そのものには害や毒はないのですが、歯石ができてしまうとプラークがたまり易く細菌が住みやすい状態になってしまうので、歯周病になるのです。

歯石除去の方法
歯石は、見えている所につく、歯肉縁上歯石と、ポケットの中の見えない部分に出来る歯肉縁下歯石に分かれます。
歯周病が進行するとどんどんポケットの奥深くまで歯石がたまります。これを防ぐために歯石除去、スケーリングという処置をします。
1. 超音波スケーラーという器械で、先端を振動させて歯石を歯から剥がします。歯肉縁上歯石の場合は比較的うまく除去できますが、歯肉縁下の歯石はなかなかとれません。
2. スケーラーと呼ばれる手用器具で、カリカリ歯石を取る。熟練を要する処置になります。
3. レーザーを照射して歯石を取る場合もあります。

歯石が付くのを阻止するためにも、ブラッシングは大切です。
また、歯石除去を定期的に歯科医院で行って歯周病予防をすることも大切です。

天白区 コンドウ歯科