歯の間に食べ物がはさまる事を食片圧入と言います。
■ 食片圧入による歯周組織の破壊
食事の時、食べ物が歯にはさま隣接歯との接触点から歯間乳頭部へ咬み込まれると、歯肉に傷がつくとともに圧迫力が歯根膜や歯槽骨に加わり、咬合性外傷が生じます。
さらに残留する食物残渣にプラークがたまり細菌が増殖します。歯周組織を高度に破壊する悪循環となります。
■ 治療方法
1. すぐに歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスなどで食物残渣を除去します。
歯肉を傷つけたり、さらに歯肉を押し付けないように注意して食べかすや線維性のの食片を取り除きます。
2. 歯科医院での治療を受けます。
・ 歯肉の炎症に対する処置・・・歯肉の消毒、投薬など
・ 噛み合わせの調整・・・間に噛みこむ歯の山と谷の調整
・ 開いてしまった歯間部の治療・・・連結冠、連結の詰め物など 
・ 溶けてしまった歯槽骨の治療・・・歯周外科、歯周再生療法など