2013年01月07日 月曜日
歯ぎしりは歯周病悪化の原因
歯ぎしりは、寝ている間に無意識に行っていることが多いです。ギリギリという音がして歯をすり減らすばかりではなく、歯茎にも負担がかかります。
歯周病で炎症を起こしている歯茎に強い力が加われば、さらに炎症が強くなり、歯を支えている歯槽骨へも強い力が加わります。その結果、歯槽骨の破壊が進み重度の歯周病になります。
次のような状態があれば、もしかしたら「歯ぎしり」のためかもしれません。
■ こんな症状はありませんか?
1. 朝起きた時にアゴがだるいと感じたことがある。
2. 歯ぎしり音があると言われた。
3. 肩こり、偏頭痛、首筋のコリがある。
■ 歯の状態
1. 高度の咬耗(すりへり)、年齢を考慮しても減っている。
2. 通常咬み合わせている部分から離れた位置の摩耗がある。
3. 頬粘膜に歯列の圧痕がみられる。
■ 触診(触った時の状態)
1. 歯の動揺度が増加する。
2. 咀嚼する時に使う筋肉が肥大している。
3. 顎関節部に圧痛がある。
■ 歯周組織の状態
1. 重度の歯周炎、特に、炎症が比較的軽度であるのに高度の骨破壊(垂直的骨吸収)がみられる。
2. 臼歯の歯周炎、根分岐部病変の進行がみられる。