2013年06月18日 火曜日
噛みあわせを乱す歯周病
歯周病になると歯がグラついてきます。歯並びが乱れて、歯の間に隙間ができる、物が詰まる、しっかり噛めない等の症状が出てきます。
歯がグラつく理由は
1. 歯を支える歯槽骨が溶ける。
2. 歯と歯槽骨をつなぐ歯根膜がゆるむ。歯根膜線維の配列が乱れる。
3. 炎症による。
などです。
そうなると普通の噛む力でも耐えられなくなります。専門用語で「咬合性外傷」と言います。
特に、急性炎症を伴う場合には、噛みあわせの乱れが強くなります。
つまり、その歯だけ強く噛んでしまうようになり、歯が浮いた感じになります。
「早期接触」言い、そのまま放置するとさらに周囲の歯周組織を破壊してしまいます。
歯周病の歯の噛みあわせを整える方法は
1. 咬合性外傷を防ぐ。固定、咬合調整など。
2. 早期接触歯を咬合調整する。
3. 歯周ポケットを浅くするようにブラッシング、スケーリング、プラークコントロールを徹底する。
4. 咬耗している歯に負担がかからないように調整する。
5. 歯並びが悪い場合には、歯列矯正の治療をする。