ブラッシングの方法は、大きく2つのタイプに分けられます。
「毛先を使う歯磨き」と「毛束の横腹を使う歯磨き」の方法があります。
前者は、毛先を使うために、プラークの除去効果が高く、
後者は、わき腹で歯肉をこすり、マッサージ効果が高いのが特徴です。
毛先を使う方法
昔から行われている「横磨き」「縦磨き」はこの代表です。
いわゆる「横磨き法」は、歯頚部の歯質の摩耗を引き起こし、楔状欠損を起こす危険性があるので適切とは言えません。
そこで、歯磨剤をつけずに、ストローク(歯ブラシを横に動かす距離)を小さくして危険性を少なくします。
「スクラビング法」と呼ばれており、水平、垂直に動かす方法があります。
水平スクラビング法
中程度~軟毛の歯ブラシを歯面に垂直に当て、前後の水平方向に小刻みに動かします。
垂直スクラビング法
毛先を歯面に直角に当て根尖側から歯冠側に、次にその逆方向へと垂直方向に動かします。