1936年Selye が非特異的症候群(副腎肥大、リンパ腺萎縮、胃・十二指腸潰瘍など)を
引き起こす外部刺激を「ストレッサー」、それによって生じる生体反応を
「ストレス」と定義して広く用いられるようになりました。
ストレスが歯周病のリスクファクターとなる原因
1. ブラキシズムが増加し咬合性外傷が生じ、歯周病が進行・悪化する。
2. 脳下垂体から副腎皮質ホルモンが分泌され、免疫力が低下する。
3. 自律神経に働き、交感神経の亢進による血液循環の悪化や唾液量の減少が生じる。
4. 糖尿病など歯周病を悪化させる全身疾患が悪化し、歯周病も悪化する。
一方、歯周病は、その症状(歯肉の腫れ、疼痛、出血、口腔内の不快感、
歯の動揺、咀嚼障害など)によりストレスの原因となります。