2017年03月13日 月曜日
歯周病の進行状態を知る
歯周病の進行状態はどの位で、どのような対策が必要あるかを知ることは、
歯を保つ上で大切です。
進行状態の目安
1. 歯肉出血
歯肉から出血する場合は、歯周病が進行していることを示唆します。
2. 歯肉腫脹
どのあたりの歯肉が腫れているかを見ます。
歯茎りきわが腫れている場合は、歯茎の周辺に炎症を起こしています。
奥歯の歯の中央部が繰り返して腫れる場合には、根分岐部の病変が疑われます。
その場合には予後が悪い場合が多くなります。
3. 歯の動揺
自覚で切る場合には、歯を支えている歯槽骨が溶けています。しかもかなり進行していると予想されます。
歯が上下動する場合には、根の先ので骨まで溶けて保存が難しい状況まで進行している考えられます。
4. 歯茎が下がる
歯茎の下の骨が溶けてそのために歯茎も痩せていきます。
歯の間に物が詰まりやすい場合には全体の支えの骨の量が少なくなっています。
ブラシの当て方が悪いこともあります。
対策
初期であれば、プラークコントロール、スケーリング(歯石取り)で効果が上がります。
しかし重度になるに従って改善が難しくなります。
歯周外科や歯周再生療法なども必要になってきます。
やむなく抜歯となる前に、日ごろから丁寧なブラッシングと定期健診を受けることがお勧めします。