2020年05月04日 月曜日
超音波スケーラーの進化
歯石を取り除くのに超音波スケーラーが活躍します。
昔は、歯肉縁上の歯石を取り除くのに超音波スケーラーが使われていました。
縁下にある歯石ははデリケートで歯肉や歯根を傷めるため、手用スケーラーで取り除いていました。
歯根専用のチップ
最近では、歯肉縁下でも超音波の強さをコントロールでき、チップの種類も豊富になっています。
根分岐部専用のチップもあり、手用スケーラーが操作しにくい場合でも挿入できれば取り除くこともできます。
根管専用のチップ
根管治療においてもファイルの振動により機械的清掃を可能にしました。
根管口明示のためのダイヤモンド付きチップなど、役に立っています。
さらに、根管にある破折ファイル除去用のチップも登場しました。
今や超音波は歯石だけでなく、根管、窩洞形成など多目的に利用されています。