歯を支える骨を歯槽骨(しそうこつ)と言い、ベースになる骨を顎骨(がっこつ)と言います。
支えの骨を失わないようにするには
歯周病、虫歯からくる根尖病変、歯の破折、骨粗鬆症をはじめとする全身疾病などで
歯を支える骨は失われていきます。
レントゲン写真や臨床症状により、自覚症状がなくても骨の喪失が認められれば、
早期に対策を取り治療することで重症化を防ぐことができます。
炎症や咬合をはじめとする力により骨の喪失が起こってくるので、
その原因は何かを突き止めることにより解決の糸口を見つけていきます。
歯の喪失よりも恐ろしい骨の喪失
不幸にも歯を喪失しても、インプラントやブリッジ、義歯により機能を維持することはできます。
しかし、骨、特にベースの顎骨まで喪失してくると、修復は困難を極めます。
骨を増やす治療もありますが、誰でも、いつでも外科的な処置を受けて満足できるとは限りません。
従って、予防的に骨を失わないようにすることが大事です。