2020年05月18日 月曜日
根分岐部病変は治療が困難
根分岐部病変とは、複数根ある歯の間に病変を作っているものです。
歯周病などで歯の間り骨が溶かされ、その部に炎症を繰り返すようになります。
予後は
炎症が繰り返されて歯茎が腫れることが多く、予後は不良になる場合が多くみられます。
治療は
根の解剖学的形態、間の骨の熔け具合、残存歯数などに影響を受けます。
・軽度であれば、プラークコントロール、歯周基本治療などを行い、
エナメル突起などの付着を阻害する要素の削除をします。
・中等度になると、組織付着療法、歯周組織再生療法などを行います。
・重度の分岐部が頬舌(表裏)貫通するケースでは、トンネリング、ルートセパレーションなどの方法を行います。