2020年08月31日 月曜日
歯周炎と咬合
歯周炎と咬合には要チェックの関係があります。
咬合について
食事などで嚙合わせる時、話をするときやつばを飲み込むときに軽く上下が合わさる時、食いしばりや歯ぎしりなどの強い力がかかる時
などシーンによって咬合力には差があります。
弱い力であれば、歯根膜に適度な新陳代謝を促し組織な良好な状態を保てます。
しかし、継続的に力が加わり続けたり、予期しない力が加わっると、歯の咬耗、ひどければ亀裂や破折なども起こしてきます。
歯周炎について
歯周炎は歯周病原菌などが初発因子となり、歯周組織に炎症を起こし、組織を破壊して減少させる疾病です。
プラークコントロールが良好で、歯周基本治療が適切に行われていれば、さらに重度の歯周炎にまで至らなければ
なんとかコントロールして維持できることが多いのです。
ごく弱い歯周炎の炎症と咬合が加わると
重度の骨吸収になると言われています。
歯周単独では考えられないほど、著しい骨吸収が起きてきます。
骨が溶けたところに強い力が加われば、さらに骨が溶け、歯の破折を起こすリスクも加わります。
無理な力が加わらないように、歯科医院で定期健診時にチェックしてもらいましょう。