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    2013年04月15日 月曜日

    歯間ブラシの効果的な使用方法

    歯間ブラシは、歯ブラシでは届かない歯の間を清掃するのにすぐれています。
    特徴
    デンタルフロスでは清掃できない根面の凹部の清掃が可能で、歯肉マッサージ効果もあり、歯の間の清掃効果が高いのです。
    連結冠の歯間部、ブリッジのポンティック(歯根のない部分)の下、根分岐部病変部の清掃にも使います。
    サイズの選択
    歯間ブラシには、4S,SSS,SS,S,M,L,LLなどの様々なサイズがあります。歯と歯の間のすき間の広さや、ご自分のハグキの状態や使いたい部位に合ったサイズを選ぶことが重要です。歯間に入らない場合は、無理に挿入しようとしないでサイズを小さく落として、試してみましょう。
    無理に押し込と歯の間が広がってしまいます。
    かかりつけの歯科医や歯科衛生士に歯間ブラシのサイズを選んでもらうのがベストです。
    使用方法
    鏡を見ながら、歯肉を傷つけないように、ゆっくり挿入します。
    歯間ブラシを前後に2~3回動かします。
    奥歯では、あまり口を大きくあけず、歯間ブラシで頬の内側を押し出すようにしてブラシ部分を歯間部に挿入し、左右に2~3回動かします。
    ただ間に通すのではなく、歯面に沿わせてプラークを掻き出すことが重要です。
    歯間ブラシは流水でブラシ部をよく洗ってから次の部位に移ります。
    使用は、1日1回、あるいは気になった都度行うとよいでしょう。
    保管方法
    歯ブラシと同じく、ブラシ部をきれいに洗った後、乾燥した状態で保管します。
    ブラシ部の毛が少なくなったり、途中で折れ曲がったり、折れたら交換します。

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    2013年04月08日 月曜日

    噛みあわせの異常が歯周病を悪化する

    歯周病は、プラーク中の歯周病菌が初発因子として起因する病気です。その炎症で弱った歯周組織に、悪い噛みあわせのダメージが加わり、さらに悪化するのです。
    噛みあわせの異常、悪い噛み合わせとは
    1. 早期接触、咬頭干渉
    歯周病で炎症を起こして、骨が溶けだすと支えがなくなるために歯が傾いてきます。すると歯の一か所だけ強く当たる部分が出来たり(早期接触)、側方に動かすたびに強く当たる部分(咬頭干渉)ができます。放置するとさらに骨が溶けて噛みあわせに異常をきたします。
    2. 咬合面形態の不良、咬耗歯
    歯が摩耗すると噛みあわせの接触面積が増えるため、横揺れに対して強い力が加わります。歯はこの横揺れに対して非常に弱いのです。
    3. 歯ぎしり
    過度な力が加わり適応能力を超えるので、歯周組織が耐えられなくなります。
    4. 歯列不正、歯並びの悪さ
    噛みあわせが均等に当たらないため、噛んで接触する部分だけに力がかかります。
    5. 口呼吸
    口呼吸により口唇の力が弱まり歯列不正を引き起こします。
    6. 食片圧入
    食べ物が歯の間に詰まる状態が続くと、どんどん歯の間を押し広げて噛み合わせまで乱れてきます。
    異常状態が続くと・・・
    高度な歯周病になり、正常な噛みあわせ力でも、歯周組織が耐えられなくなります。

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    2013年03月25日 月曜日

    歯周病治療の基本的考え方

    歯周病のほとんどは、本質的に炎症性疾患(歯肉炎と歯周炎)です。
    そこで、局所の炎症性病変を治療する基本は、局所に炎症を引き起こす刺激物である原因を取り除き、修復を促すことです。
    第一に原因除去療法を行い、次に歯周組織の修復過程を促して破壊された歯周組織をできるだけ修復することです。
    1. 原因除去療法
    ・ 歯周病の最も重要な原因(初発因子)であるプラーク(歯垢)を取り除きます。歯肉縁上(毎日のブラッシング)、歯肉縁下(歯科医院で行う)のプラークを協力して除去します。
    ・ プラーク増加因子(炎症性の修復因子)を除去改善します。不適合冠や詰め物、虫歯の穴などには、プラークがたまり易いのでそれらを治します。
    ・ 歯周組織に咬合性外傷を引き起こし、歯周炎を増悪させる外傷性咬合を除去します。
    ・ 対症療法では、プラーク除去などの原因を取り除くことはできません。鎮痛剤、抗生物質などでは一次的効果のみです。また、歯肉を切開し膿を出しても根本的な解決にはなりません。
    2. 全身性因子
    全身性因子は、初発因子ではなく修飾因子です。
    糖尿病や血液疾患などに罹っていると、プラークにより炎症を強く生じやすくなります。すなわち、局所因子の除去を行った上で、全身性因子の改善を図ります。

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    2013年03月18日 月曜日

    音波・超音波歯ブラシ

    お口の健康を維持するには、歯みがきが重要です。音波水流や超音波で毛先の届きにくい歯間や奥歯の歯垢まで効果的に除去するブラシが話題になっています。
    ブラシの仕組み
    人が聞こえる音の周波数は、20~2万Hz(1秒間当たりの振動数)です。超音波とは、2万Hzより多い振動数で聞こえない音のことを言います。
    音波歯ブラシは、N極とS極を1秒間に500回のスピードで切り換えて、ブラシを毎分約3000~3万回振動させて音波を生じます。
    超音波歯ブラシは、ブラシの先に取り付けた超音波素子により、約1.6MHz(1秒間に160万振動)の超音波を生じます。
    綺麗にする仕組み
    音波・超音波歯ブラシは、その波動エネルギーにより、ある一定の周波数でプラークを構成する細菌の線毛やバイオフィルムを破壊すると言われています。
    超音波ブラシでは、音波ブラシで除去困難な不溶性グルカン(粘着性が高い糖質でバイオフィルムの膜を構成しているもの)も取り除くことができます。ただし、超音波歯ブラシはブラシの毛先はほとんど動かないので、プラークそのものを落とすには、手用ブラシの時ように毛先を動かして除去します。
    また、口腔内の唾液の中で用いることにより、キャビテーション効果が増大し、歯ブラシの届きにくい歯間隣接面や歯周ポケット内のプラーク除去に有用であると言われています。
    仕上げも忘れずに
    音波・超音波歯ブラシは、汚れを落とす効果に優れていますが、歯間清掃用具(デンタルフロスや歯間ブラシ)の併用により、効果はさらに高まります。

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    2013年03月11日 月曜日

    プラークコントロールする方法

    プラークコントロールとは、虫歯や歯周病の原因であるプラーク(歯垢)をできるだけ取り除いて減らすようにコントロールすることです。プラーク=細菌(虫歯菌、歯周病菌)を0にできればよいのですが実際には無理なので、プラークの増殖を抑制し、歯や歯茎にに悪影響を及ぼさない程度にいつでもコントロールしておくことが大切です。
    歯みがきだけがプラークコントロールではなく、いろいろな方法があります。
    プラークコントロールする方法
    1. ハブラシによる歯みがき
    プラークの付きやすい歯の付け根、歯と歯の間、奥歯の溝などを念入りに磨きます。虫歯予防、歯周病予防、口臭予防になります。
    2. デンタルフロスや歯間ブラシによる歯の間の清掃
    歯ブラシで届かない歯の間に効果的です。
    3. リステリン・コンクールなどによる「ぶくぶく うがい」
    補助的な方法としてプラークの抑制効果を狙います。
    4. 食べ物の取り方
    軟かいものばかり食べていると歯に停滞しやすくなります。間食制限、砂糖の摂取制限も虫歯予防に効果があります。
    5. 歯科医院で行う事
    PMTCという専門的な歯の清掃、
    不適合な冠や詰め物(プラークがたまる原因)を治療してもらう、
    スケーリングをしてプラークが付きにくくする、
    歯周外科により歯周ポケットをなくして、清掃性の良い歯肉に改善 してもらう、

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