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2012年12月24日 月曜日
前歯に茶渋がつています
歯に付いた茶渋や黒くこべりついた汚れ、ヤニなどはなかなか落とすことができません。これらの着色汚れのことをステインと言います。歯のくすみ、黄ばみの原因にもなりますので是非落としたいですね。
ステインを落とし、白く輝く歯を取り戻す方法をお話しします。
■ ステインの原因
紅茶、コーヒー、お茶、赤ワイン、チョコレート、緑黄色野菜、ネギ、カレー、ブルーベリー、ブドウなどの食べ物や飲み物の色素、タバコなどが原因してきます。
それらの中に含まれるタンニン、アントシアニン、イオン成分、ポリフェノール類、ニコチン、タールなどが唾液中のカルシウムや金属イオンなどと結びついて付着することによってステインになります。
■ ステイン除去方法
1. ステイン除去やホワイトニング目的の歯磨き粉
成分には、研磨剤や硝酸カリウムなどが含まれます。ゴシゴシと強い力で身がは続けると歯を摩耗させたり、歯茎を傷つけてしまいますので、注意してください。
2. 歯科医院でPMTCをしてもらう
PMTCとは、プロによる器械を使ったクリーニングのことです。
空気・水・研磨パウダー(何種類かある中から症状により使い分ける)を圧縮したものを歯面に噴きつけ、歯と歯の間や歯の溝に入り込んだ着色を歯に対して少ないダメージで除去します。ラバー、カップ、コーンなどの専用器具に歯をケアするペーストを付けて仕上げます。歯質を強化したり、歯茎をケアしたり分、口臭を防ぐ成分で歯をつるつるに磨き上げます。 -
2012年12月17日 月曜日
歯がグラつく
「歯がグラグラする」のは、どのような時でしょう。
1. 歯根破折
歯の根が何らかの拍子に破折すると急にグラつきます。硬いものを噛んだ瞬間、歯を食いしばった時、歯軋りをした時など急に痛みが走り、グラついたら歯根破折の可能性があります。もしわずかな力でこのようなことが起これば、以前からひびが入っていたことも考えられます。
2. 歯周病
以前からグラついていたのが強くなり、咬むときに力が入らない、しっかり咬めないなどの場合は、歯周病の可能性があります。また、歯茎が腫れたり、歯茎から膿が出ている場合は、グラツキが強くなります。
3. 根尖病巣などで 急性炎症を起こした時
根尖病巣があり急に痛くなってくた場合、その歯だけ当たるようになり歯がグラついてきます。根元の歯肉が腫れていれば根の先に炎症が起きている可能性があります。
4. 乳歯の生え変わり
永久歯が下から生えてきたら、乳歯の歯根が吸収してくるので動揺してきます。この場合は心配ないです。
5. 矯正治療中
歯並びを治している時、歯が動く方向に骨が溶け、引っ張られる方向に骨が添窩されます。歯列矯正で歯を移動中は動揺がありますが、移動し終われば通常、動揺が収まります。 -
2012年12月10日 月曜日
部分入れ歯にしたら歯ぐきが腫れる
■ 質問
部分入れ歯にしたのですが、バネりかかる歯の歯ぐきが良く腫れるようになりました。何か良い対策はありますか?
■ 答え
部分入れ歯は、1.人工歯、2.アゴの土手の部分、3.自分歯に引っかけるバネの部分で出来ています。
特に3. のバネの部分は凹凸があり、食物が引っかかり、不潔になりがちです。
また、欠損部の力がかかり、咬み合わせの負担がかかるようになります。
食物残渣が歯肉へ食い込む力、プラークが付きやすいため歯周病菌が集まりやすい、咬み合わせの負担がかかるなど歯周病が悪化しやすい環境になります。
■ 対策
1. 食べたらすぐに入れ歯を外して自分の歯のブラッシングをしましょう。
2. 入れ歯の清掃を丁寧にしましょう。
3. 定期健診で入れ歯の噛み合わせの調整をしてもらい、バネの部分に余計な力が加わっていないかを調べてもらいましょう。 -
2012年12月03日 月曜日
ブラキシズムの治療
ブラキシズムとは、歯軋りのことです。咀嚼する筋肉が何らかの理由により、異常に緊張して咀嚼・嚥下などの機能的な動きではなく、非機能的に上下の歯を無意識にこすりあわせたり、食いしばったり、カチカチと咬み合わせる習癖のことを言います。ブラキシズムは、食べ物がない無意識下において、強い咬合力が歯に加わるので、歯周組織、咀嚼筋、顎関節などに悪影響を及ぼします。咬合性外傷を起こす危険性があります。
治療方法
原因除去が基本です。しかし、原因がはっきりわからない場合も多いのです。そこでまず、
1. 咬合調整 早期接触部(特に後方接触位の早期接触部)を削除します。
2. ナイトガイドの装着 歯の摩耗を防ぎ、歯周組織へ加わるダメージも軽減できます。
3. ストレスの解消を図る。
4. 自己認識法、暗示療法 ブラキシズムの為害性を認識してもらう。 -
2012年11月26日 月曜日
ハブラシの硬さは? どの程度が良いのだろう
歯ブラシの硬さは、磨き方、力の入れ具合、歯肉の状態などにより適したものを使うとよいでしょう。
■ 軟かいブラシで慣れましょう
1. 歯肉に炎症がある方
歯肉に炎症がみられるときには、歯肉表面が軟かく刺激に弱い状態です。通常のブラッシングでは傷つきやすいので、最初は軟毛を使用して弱い力で磨きます。ブラッシングにより徐々に表面は角化してきて痛みがなくなってきます。そうなったら普通の硬さに戻します。
2. ブラッシングが苦手な方
歯肉の炎症が弱い場合でも、ブラシを当てるのが苦手な方は歯肉に傷をつけてしまいます。衛生士から指導を受け、テクニックを付けましょう。
■ 硬いブラシは、清掃効果が高いです。しかし使用を誤ると
1. 歯肉の退縮
歯肉を押し下げ歯根がのぞいてきます。
2. 知覚過敏症
第2層の象牙質が露出してしまい、冷たいものがしみるようになります。
3. 歯面の摩耗
歯の表面の摩耗力強く動かすと歯がすり減ってしまいます。
■ 歯科衛生士の指導
その方のお口の状態に合わせて磨き方や清掃道具を教えてもらえます。マイブラシで自分に合った磨き方をしましょう。
歯磨剤を付けすぎたり、硬いブラシを大きなストロークで
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