2014年05月26日 月曜日
歯周パック 名古屋市 コンドウ歯科
歯周パックとは、歯周外科後などの軟弱な歯茎を保護するためのペースト状の被覆材です。
目的
1. 歯周外科(歯肉剥離掻爬術、歯周形成外科など)によって生じた創面の保護をします。
2. フラップ手術や歯周掻爬術などで歯肉弁を骨面や歯面に適合密着させます。(通常1週間装着)
3. 小帯切除術や口腔前庭拡張術では、創面の密着を防ぎ、前庭を広げるなどで用います。(1週間後に交換し、2週間装着)
4. 高度な動揺歯では、暫間固定の役割もします。
材質
1. ユージノール系
弱い消毒性があるが、逆に刺激性があり、副作用として過敏症を示す人がいる為ほとんど使われなくなりました。
2. 非ユージノール系
消毒力がないので、他の抗菌薬を入れているものが多い。
COE-pack(ペースト状)、Perio-Cure、Peripackなどは柔軟性が残り、
縫合した後に用いてもパック除去時に、縫合糸に加わる力がすくなく、傷まずに除去できます。