ワンタフトブラシとは、One 一つの Tuft 毛束のブラシのことです。
コンパクトで一つにまとまった毛束にすることにより、叢生部(歯並びがデコボコしている部分)、萌出が完了していない歯、挺出歯、孤立歯などを効果的に磨くことができます。

特徴
前歯の裏側や奥歯の間でもピンポイントでブラシが当たります。
歯頸部、歯間部はもちろん、最後臼歯遠心、叢生などの3列ブラシでは磨ききれない部位でも簡単にプラークを落とせます。
通常のハブラシでは磨きづらいところも、狙った部位にピタッと当たるから時間をかけずにきちんと磨けます。
また、歯列矯正装置の周辺を清掃するのにも適しています。
毛が軟かく長いタイプでは、歯周ポケット、インプラント、ブリッジのポンティック下部などに使います。
欠点としては、一歯単位に丁寧に磨く必要があることです。
使用方法
柄は、ペングリップで持ちます。通常のブラシで磨いた後に、仕上げ用にワンタフトブラシを用いるとよいでしょう。
歯肉溝(歯と歯茎の間)、歯肉辺縁部の根面に毛の先端を当て当てて、軽くこすりつけながら数回移動させます。
歯が複雑に入り組んでいる叢生部は、毛先がしっかり届くようにして磨きます。柄が当たり届かない場合は、ロング型のワンタフトブラシを用います。
歯肉に炎症が見られる方は、やわらかめのタイプを使用します。