歯髄疾患(歯の神経の疾患、感染根管)は、根尖、側枝、髄管を通して
歯周組織に影響を与えます。それとは逆に
歯周疾患が原因で歯髄の疾患を引き起こすこともあり、
互いに影響があります。
3パターンあります。
1. 歯内病変(歯髄疾患)に由来
歯の神経である歯髄の病変が出来、それに起因して
二次的に歯周病変が生じるパターンです。
レントゲン所見では重度の歯周炎による歯周組織の破壊ときわめてよく似ています。
2. 歯周病変に由来
歯周病変に起因して二次的に歯内病変が生じたものです。
重度の歯周炎があり深い歯周ポケットを介して根尖孔を通って
細菌やその産物が歯髄に達して歯内病変を生じます。
3. 歯周病変と歯内病変の併合型
歯周病と歯髄疾患がそれぞれ別々に独立して生じ、
両者の病変が連絡併合したものです。