歯石はプラークが石灰化したものですが、どこにつくのでしょうか。
それは、プラークが付きやすい部位を考えれば、想像しやすいでしょう。
1. 歯ブラシが届きにくいところ
磨き残しができやすい歯の付け根、歯間部などです。
2. 唾液腺の開口部
これはプラークの石灰化と関係がありますが、唾液中に含まれる成分が石灰化に関与します。
下の歯の裏側は、舌下戦、顎下腺の開口部が舌の付け根にあるために付きやすく、
上の奥歯の外側は耳下腺の開口部付近にあるのでいずれも歯間部に付着しやすいのです。
3. 咬み合わせの当たらないところ
食物の流れがなく、汚れが付着しやすい部位に溜まります。
もし、咬んでない歯がある場合には、咬み合わせの上の方まで歯石がたまります。
4. 歯肉縁下(歯茎の中)
歯周ポケットの内部についています。
歯茎の中の出血や歯周病の進行により、見えている外部に比較して、より強固に付着しています。